レミケードやヒュミラで落ちる抵抗力
右目近辺腫れるでコメントを頂きました。
実際には、レミケードでどれくらい抵抗力が落ちるものなのでしょうか?
風邪はひきやすくなりますか?温泉や銭湯には行っても大丈夫なのでしょうか。
実際投与されている患者なりの答えです。私は温泉や銭湯へ何度も行っていますが今のところ大丈夫です。ただやはり共有の椅子等は座らないようにしたりはしています。要はうんこ座りで頭を洗っています。
レミケードもヒュミラも免疫抑制剤?
レミケードやヒュミラは分子標的薬と言います。イムランは白血球のDNAの作用して免疫を抑制します。プレドニン(ステロイド)も体の免疫反応を抑制します。要は全体的に免疫を抑制します。免疫と言っても色々とあって。要は白血球なのですが、その中には単球とリンパ球と顆粒球があってまたそれぞれのパートがあります。レミケードはその中にあるTNF-α(腫瘍壊死因子)をだけをブロックします。よって温泉や銭湯で感染するような細菌類と戦うのはまた別の免疫なのでそれ程、心配はいりませんが、それでもウィルス等や結核には注意が必要なようです。
同時にマクロファージの働きも
ただ同時にTNF-αを産生されないようにマクロファージの働きも抑制されてしまいます。マクロファージは病原体(ウイルスや細菌)が侵入してきた際に、それをすぐに食べ分解→病原体の情報をヘルパーT細胞に伝えて戦闘態勢に入ります。要は司令塔みたいな役割をしているのでこいつの動きが悪くなると少し心配ですね。よって人混みや風邪が流行る季節はマスクをするとともに、インフルエンザの予防注射をするべきだと思います。風俗へ行ったりとかリスクの高い行為は避けたほうがいいでしょうね。
プレドニン
プレドニンはかなり免疫力が落ちる気がします。傷が治りにくかったり、風邪が治りにくいとか。しかしレミケード単体ではそのようなことはあまり感じませんが、男性があまりかからないとされる膀胱炎になったことがあります。もちろんそのようなことになる風俗や行きずりの女性とそのような行為をしたわけでもありません。なのに膀胱炎や尿道炎になりました。普通は3日間も点滴に通えば治ってくるところを10日間近く通いました。要はクローン病と言うだけでおかしなことになっているので日常生活は注意をしたいものです。
癌のリスクは?
レミケードやヒュミラのような生物学的製剤を投与すると免疫が落ちて癌のリスクがあると言われています。また別の論文ではレミケードやヒュミラで積極的に炎症を抑えた方が固形癌のリスクは却って低い。というのもあります。また15歳以下にレミケードやヒュミラを投与するとリンパ種のリスクが高くなるとの報告もあります。レミケードもヒュミラの生物学的製剤はまだまだ若い薬ですので、長期的に見るとどんなことが起こるかは未知数です。それを危惧して警鐘を鳴らす方もいらっしゃいます。でも私はもうレミケードなしでは生きていけない体になったかも知れません、出来ることは抵抗力を落ちている自分を認めて検査等をマメに受けたりするしかありませんね。
“レミケードやヒュミラでどれくらい抵抗力が落ちるものなのでしょうか?” への1件のコメント
わかりやすいご説明有難うございました。