痔瘻手術当日
さて手術当日です。朝から看護婦さんに浣腸〜をされました。「できるだけ我慢して!」「すぐ出しちゃだめ!」と言われながら脂汗を流しながら便意をこらえる。もう限界を超えて限界!ってとこで出すもの出してベッドへ戻る。
腰椎麻酔前の軽い麻酔ってことで肩に注射を打ったのですが「激しく痛い」肩が取れそうです。腰椎麻酔の前の麻酔がこれだけ痛いとなると腰椎麻酔はどれだけ痛いんだ?ということで恐怖におののきました。
車椅子で連れて行かれる
そのまま車椅子に乗って手術室へ、手術台に寝て腰椎麻酔をするために丸まってと言われる。「さぁ来い!でも痛そう怖い!」と思って待っています。「おい!早くしろ!」と思っていたら知らない間に終わっていました。「あの肩の痛い注射のおかげかな?」って思いました。
みるみるうちに下半身の感覚がなくなって来ました。もう動けない。あちこちつねられてチェックして手術開始。
電気メスの音
電気メスの音やガチャガチャと器具の当たる音、執刀医と助手のやりとりの声が聞こえました。でも痛みは全く感じません。ただ痔の手術は麻酔が切れた後が地獄だって聞いたからな。それが憂鬱でしたね。手術は予定通り40分くらいで終了。
術後は寝る
手術が終わり病室へ帰った来た頃に急に強い睡魔に襲われる。寝る。目が覚めたら夜でした。足の感覚は戻っていました。でも傷口はほとんど痛くありませんでした。何故だかわからないですが無痛なのです。看護婦さんには起きれるならゆっくりと起きても良いと言われたのに、無謀にもそのままデイルームへタバコを吸いに行きました。看護婦さんもあまり無茶はしないでね〜トイレとタバコ以外は明日まであまり動かないでね。と言われました。1993年はタバコ天国ですね。普通にデイルームでタバコが吸えて、看護婦さんもタバコ吸うこと前提で物事を考えてくれる。医師も交じってデイルームでタバコを吸いながら患者と話しているのが日常でした。