右下腹部の違和感と痛み
お尻もなんとなく違和感を感じながら日常生活を送っていました。お尻のできものは時には腫れては痛み、破裂して痛みが和らぐ日々を過ごしていました。そんなある日に右下の下腹部が痛む。クリニックへ行く。
当時の私の知識では右下の腹部が痛むと言うことは盲腸(虫垂炎)だろうってことで会社近くのクリニックへ行った。
血液検査や触診の結果、盲腸と診断。3日間の抗生物質の点滴で収まる。
※この時は既にクローン病の症状が出始めていました。この右下の痛みも腸閉塞のように激しく痛むと言うわけでなく、なんとなく右下の腹部が慢性的に少し痛いと言う感じです。この時は狭窄ではなく小腸の終わりらへんに炎症が起こり潰瘍とか出来ていたのでしょう。
今思えば誤診?
確かに誤診か?とも思えますが1993年あたりに右下腹部が痛い!と血液検査で白血球の上昇や炎症数値(CRP)の上昇、微熱と見ればほとんどの医師は急性虫垂炎と診断するでしょう。おまけにこの時点では肛門の異物の話はしていません。もちろんこの時点で肛門の異物(痔瘻)の話をしても、当時は若年性の痔瘻=クローン病の疑いと言うのは余程の専門医師でない限り疑うことすら難しいでしょう。
2000年を超えたあたりからクローン病もそこそこ認識されるようになり、痔瘻と腹部の違和感を言えば「一度、内視鏡検査をしましょう」となるのでしょう。
右下腹部の痛みは治った
困ったことに抗生物質の点滴で右下腹部の症状は治ったのですよね。血液検査も正常になり、右下腹部の痛みや違和感も消えて、お尻の違和感だけを残して日常の生活を送っていました。当時を振り返ると下痢や軟便なことが多かったですが、私は昔からそんな感じだったのであまり気にしませんでした。