2007年の手術あれから11年

2007年の手術あれから11年

いつもこの時期になったら思い出します。私のクローン病闘病歴で最悪な時期が2002年あたりからです。月に何回もイレウスになったりエレンタールだけで過ごしているのに腹痛に襲われたり、それでも変なもの食べて凄く酷い目にあったりと。もちろんこの頃はレミケードやヒュミラも一般的ではありません。レミケードは海外で生まれかけた頃でしょうか。とうとう私の腸も炎症に負けてしまって穿孔して腹膜炎になりました。ホントに痛かった。

クローン病が悪化!急性腹膜炎で緊急手術-クローン病 手術070411


腹膜炎をナメてはいけませんね。あれは処置が遅れたら本当に死にますね。


かなり苦しみました

炎症により腸に穿孔を起こして腸間膜に膿瘍ができてそれが破裂してお腹にブチまける。急性腹膜炎から敗血症になりました。術後の傷の痛みと言うよりは意識が朦朧でした。

急性腹膜炎の術後→汎発性腹膜炎→敗血症-クローン病 手術070413




でなってはいけない。「播種性血管内凝固症候群」まで合併しました。

播種性血管内凝固症候群-えっ!俺死ぬの?-クローン病 手術070414




もちろん生還したわけですから呑気に今でもブログを書いていれるわけですが。手術から回復して約2年間は本当に快適でした。狭窄のない腸ってこんなに快適なんだ!って心から思っていましたが、たった2年後の2009年に再狭窄によるイレウスです。流石に目の前真っ暗ですね。

2年ぶりの本格調子悪化-クローン病 術後の超絶再燃!


この時はクローン病は難病なんだ!って思い知らされました。術後2年で再狭窄した状況を考えて今のままの治療を続けても現状維持すら困難だと痛感しました。そして最後のカードと言うことでレミケード治療に切り替えました。そこから何とか安定が始まり2018年現在も手術をせずに乗り切ってこれています。

完全じゃない

もちろん快調!ではありません。小腸ダブルバルーン内視鏡検査の結果では、「今すぐ!」ってことではありませんが、イレウスが頻発したり生活に不便を感じ始めたら手術を勧めますと言われています。確かに今年に入って何回か詰まりましたが、「そろそろ手術が必要かな?」と思い始めています。



“2007年の手術あれから11年” への2件のフィードバック

  1. クローン病という病気が何者なのか現実を教えてくれる経験談です。
    ほとんどの人がレミ打たないと(いずれ)辿る経過。
    お互いレミ(とエレン)のおかげで(辛いながらも)仕事をして(それなりに)生活を送れる日々に感謝ですね!
    自分もよく死ななかったなと思う状況はありますもんね汗。
    医療に感謝と、ますますの進化を祈りたいですね!

  2. ドンさん

    なかなか辛い若い頃も過ごしてきましたが、ほんと自分がこの歳になるなんて。。でおまけにやはりクローン病はまだ治る病気でないという状況ですね。確かにレミケードの出現がクローン病患者の転換点ですよね。これがなければ今頃どうなっているのかな。

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