膵炎になる


盲腸は治ったけど

盲腸も治った!よし、あとはお尻だ!肛門さえなんとかなれば健康体だ!と思っていた矢先に左上腹部が微妙に痛い。クリニックに行くとアミラーゼが高く膵炎と診断された。1週間くらいの点滴治療が必要とのこと。それと食事は脂濃いものを避けて白身魚が中心の食生活にすること!の指導を受けた。

膵炎を調べる

膵炎!なんじゃそりゃ。もちろん当時はネットもありません。でもなぜか一家に一冊はあった「家庭の医学」。あとは本屋さんへ行って「膵炎」関係の本を立ち読みする。(買わなくて立ち読みで済ませるところがセコい)
なるほど!。どの本を読んでも「脂濃いものやラーメンやスナック菓子、お酒、ファストフードを避けること」と書いてある。

でも今思えば膵炎だったのか?


アミラーゼ

膵炎になると血液検査でアミラーゼが上昇します。しかし稀にクローン病患者では膵炎ではないのにアミラーゼが上昇することがあります。おそらく左上の腹部の触診では少し痛くて違和感があった。もちろん左上腹部は膵臓がある場所なのですが同時に小腸もあるのです。実は痛かったのは小腸だったかも知れません。

食事制限

膵炎で食事制限です。脂物を避けた食事をします。これは同時にクローン病にも効果を発揮することになります。左上腹部の痛みも違和感も治ってくるわけです。医師も私も当然、膵炎の治療で膵炎が改善したと思うわけです。もしかしたら本当に膵炎だったかも知れませんが、脂質を排除した食事制限により膵炎にもクローン病にも良い方向に働いたってわけですね。


クローン病に高アミラーゼ血症が合併することもあります。また腸閉塞(イレウス)の影響や十二指腸にクローン病の潰瘍が出来て膵管の流れが悪くなり膵炎を起こすこともあります。これはクローン病前提で考えることができるわけで、血液検査の結果でアミラーゼが高い!もしかしてクローン病かも?と言うようになりませんね。普通に膵炎!と診断するでしょう。


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