クローン病の診断


クローン病の診断までなかなかいかず、症状にひたすら苦しんでいるクローン病患者さんが多いです。これはクローン病が診断が難しい病気ではありません。クローン病の初期症状があまりにも日常にありふれたものだからです。
クローン病の主な初期症状は、「下痢」や「腹痛」です。さてこれで病院へ行くでしょうか?。「正露丸でも飲んで寝とけ!」となることが多いでしょう。下痢の腹痛なら感覚的にも「腸が痛い!」とわかりますが、小腸の炎症が痛む場合は「胃が痛い」と感じてしまうことも多いようです。「神経性の胃炎かな?中外胃腸薬でも飲んで寝とけ!」となるのですよね。

ここで食事を気をつける

下痢や腹痛なので「食べ過ぎているのかな?」と思い、食事を少し制限したり、胃腸を労ったものを食べたりします。初期のクローン病はこれでも寛解に向かいます。すると「下痢や腹痛」が治ることが多いのですよね。よってまずはこの時点でクローン病と診断されることがありません。血液検査もしていればCRPが上がっていることもありますが「風邪でも引いているのかな?」と言う診断になって、やはりクローン病の診断に行き着くのは少ないようです。


クローン病の診断基準があるじゃないか

クローン病の診断基準があるじゃないか?と言いますが

    主要所見

  1. 縦走潰瘍
  2. 敷石像
  3. 非乾酪性類上皮細胞肉芽腫
  4. 副所見

  5. 消化管の広範囲に認める不整形~類円形潰瘍またはアフタ
  6. 特徴的な肛門病変
  7. 特徴的な胃・十二指腸病変

これらは本格的に「こいつはきっとクローン病だな!」と全力で疑って「大腸内視鏡検査」「小腸造影検査」をしない限りはここまでは行き着きません。「先生!最近お腹が痛いし下痢なんです!」と病院へ行っても「よし!小腸の造影検査をしましょう!」とかはなりませんね。だからクローン病の診断はそこそこ遅れると言われています。いや、一瞬はクローン病と疑っても初期の症状だけでは大きな検査へ回せないのが実情でしょう。お腹痛い!下痢!って病院に来るのは何人いることでしょうか?それら全員をクローン病か?とはできないですよね。

またクローン病は発症、寛解、再燃のプロセスで寛解と再燃を繰り返す病気です。クローン病の初期においては大して何もしなくても勝手に寛解になって下痢や腹痛の症状は治まってしまいます。「あれ?治ったじゃん」となります。そしてまた時を経て症状が出て来てを繰り返します。その過程で大腸や小腸に狭窄を作ってしまうこともあります。そうです。クローン病は静かに着実に進行します。怖いですね。この初期の静けさがクローン病の診断を遅らせる要因でもあるのです。

近年は

近年はクローン病もそこそこ認知されて来て、そこそこお勉強をされている医師であると、「比較的若い」「下痢を伴わない腹痛が続く」「微熱が続く」「CRPが基準値ではない」「肛門に病変がある」が揃えばクローン病を疑って精密な検査へ廻すようです。

クローン病患者は

私たちクローン病患者は「クローン病を軸」に物事を考えてしまうので、なぜクローン病の診断がなかなか出なかったのか?と考えがちですが、下痢や腹痛や発熱を訴える患者の母数から見れば納得ですね。全てに患者に検査していたら医療費は破綻ですね。だからそこそこクローン病の症状が出まくらないと確定診断への検査へ進むのが困難なのでしょうね。

最近の体調

あっ!と言う間に連休2日目が終わった。早くも明日は大晦日だったりする。今日も1日寝ていたに近い状態。お腹は少しマシな感じですが良いわけではありません。一旦6時に起きてまた寝て9時頃起きてまた寝て本格的に起きたのが12時過ぎでした。まぁ冬の午前を寝て過ごすのは贅沢な気分です。すっごく勿体ない気かしますけど。それだけ寝たら夜寝れないだろ?ってなりますが、今は既に眠たいです。きっと体のどこかが壊れているのかも知れませんね。

正月寒波か

クリスマスも寒かったですが、どうやら年越しにも寒波がやってくるようです。明日の大阪は雪のマークがついていました。降るのかな。降って欲しいような欲しくないような。どうせ降るなら中途半端ではなく出かける気持ちが失せてしまうくらい積もって欲しい。

明日はも少しマシに

明日はお腹も少しマシになって欲しい。年越しそばだからね。まぁそばならイケそうですが、そばと言えばエビの天ぷらでしょう。さすがに天ぷら食べたら年始早々死ぬかな?どうだろ?明日の調子で決めましょう。今日はご飯と大根の葉っぱと味噌汁を食べた。そこそこ美味しいし余りお腹も痛くならない。


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